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スーパーネットスーパー お役立ち
- ネットスーパーや食に関する役に立つ情報、知っていそうで意外と知らない無農薬野菜・減農薬野菜・有機野菜の違いや定義など、具体的で身近な内容をお知らせします。 そのほか、食事で病気回復・体質改善が望める「薬膳料理」についてや、主婦なら誰もが知りたい「お料理のスピードアップの秘訣」についてなど、随時掲載予定です。
無農薬野菜と有機野菜の違い
- 見分けづらくなった3つの定義
無農薬野菜に減農薬野菜、有機野菜。それぞれ農薬や化学肥料などの使用基準が違いますが、表示ガイドラインの改正で見分けがつかなくなってしまいました。消費者が選ぶ基準はJAS認定マークと信頼できるお店ということなのか?
- わかりにくくなった表示方法だからこそ信頼できるお店で
無農薬野菜とは、農薬を使わずに栽培した農産物のことです。生産者が自分の栽培履歴を作り、農薬を使用していないことを立証した野菜のみ「無農薬野菜」と表示できます。ただし、畑の土そのものに農薬や化学肥料が残っている場合や、周辺の畑や田んぼの農薬や除草剤の影響を受けている場合もあります。減農薬野菜は、その名の通り農薬を最低限使用して栽培した野菜のことです。果物やさつまいも、きゅうりなどは、基本的に農薬を使わないと栽培が難しいといわれ、農薬の使用回数を減らしたり、希釈して薄めて使用したりします。生産者により無農薬に近いものもあれば、逆に農薬をギリギリまで使っている生産者もいます。有機野菜とは、2001年にJASと呼ばれる日本の農林規格の中の認定制度が導入され、「有機JAS規格」を満たしたと認定された野菜のことです。
- 有機野菜の定義
◆種まき又は植え付け前2年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用していない田畑での栽培
◆栽培期間中も禁止された農薬、化学肥料は使用しない
◆遺伝子組み換え技術を使用しない
など、土づくりや野菜の栽培方法、収穫から出荷まで細かい規定があります。ただし、無農薬と違い、一部の農薬は使用が認められていて、使用回数の制限はあ りませんので、しっかりとした生産者側のモラルも問われます。この認定を受けた農作物には、JAS認定マーク(画像)がつきます。ただし、勘違いしやすい のは、JASマークのついた野菜以外も、スーパーの店頭などでは「有機野菜」「有機栽培」「オーガニック」などと表示してあることです。ですので、店頭な どで有機野菜を選ぶときには、JASマークがついているかどうかがひとつの目安になります。
さらに、野菜を作るには農薬だけでなく、化学肥料を使うのか、有機肥料を使うのか、除草剤はどうするのか?など、たくさんの問題をクリアしなければ なりません。安心・安全でおいしい野菜を作るには、農家の方の苦労と工夫がギュッと濃縮されているのです。ただし、今まで「無農薬」「減農薬」と表示して いた野菜は、農林水産省の「特別栽培農作物に関わる表示ガイドライン」の改正により、2008年4月からは一括して「特別栽培野菜」と表示することとな り、消費者としてはますますわかりにくくなってしまいました。この改正により、完全無農薬で作られた野菜も最低限とはいえ農薬を使っている野菜も、消費者 にとっては見分けがつかなくなってしまったのです。これらのことを考えても、信頼できるお店や生産者から購入するのが一番のようです。
遺伝子組み換え
- 「トレーサビリティー」という言葉をご存知ですか?
食品偽装やBSE問題など、食卓の安全性が脅かされる現代社会の中で生まれてきたシステムです。
BSEの問題や食品の産地偽装事件、遺伝子組み換え食品など、今や食の安心・安全は完全に脅かされてしまいましたが、トレーサビリティーは、そんな社会背景から生まれ、最近ではITを活用した“トレーサビリティーシステム”が急速に広がっています。
トレーサビリティーとは、「トレースtrace=追跡する」と「アビリティability=可能性」を組み合わせた造語です。大辞泉によると「食品の生産から加工・流通・販売までの過程を明確に記録し、商品からさかのぼって確認できるようにすること。また、そのシステム。
生産履歴管理システム」となり、“元をたどることが可能”という意味で使われています。
たとえば、トマトの場合、種の選定からトマトの成長、収穫と出荷、消費もしくは廃棄されるまでの、いわばトマトの一生がトレーサビリティーにより確認できる仕組みのこと。
その応用例をみてみると、店頭に並んだトマトに貼られたトレーサビリティーシール。
シールに印刷されたバーコードに似たQRコードを携帯電話で読み取ると、携帯用ホームページから生産者の情報や使われた農薬・肥料などをチェックすることができ、アクセスしたホームページからは、栽培記録日記などが見られたりもします。
- トレーサビリティーの優れた点とは?
生産者の顔だけでなく、どんな流通経路をたどって消費者の手元にきたのかといった情報まで確認できるので、万一事故が発生したときも、原因の究明がしやすくなることや商品の回収なども安易になることです。もちろん、このシステムは消費者にとって安心・安全であるとともに、企業側にとっても万一事故や不良品が発生した際に、迅速な対応が可能になります。
あなたも目にしたことがあると思いますが、焼き肉屋さんに行くと、店内に10ケタの数字が表示された看板が置いてあります。これは、2003年に発生したBSE(狂牛病)問題で、牛肉トレーサビリティー法によりお客が見える位置に表示するよう義務付けられました。
こうしたトレーサビリティーの動きは、食品業界だけでなく医療機器や自動車など、製品の欠陥が即人命にかかわるような業界にとっても、非常に有益なシステムとして広がっています。
トレーサビリティーは、食品の安全性さえ脅かされる現代社会だからこそ生まれてきたシステムであり、今や安心して食べ物を手に入れるためにも必要不可欠なシステムとなっています。
薬膳料理
- 食べ物には薬と同じ効果があると言われていますが、これってウソ?それともホント?
中国の伝統医学からなる「薬膳」では、食べ物の薬効はウソでもありホントでもあります。
- 食べ物の効用・・・ウソ?ホント?
「医食同源」という言葉がありますが、これは「病気の治療も日常の食事も、健康のために欠かすことができず源は同じである」という意味で、日頃からバランスの良い食事をとることで病気を予防・治療できるとした考え方です。
薬膳は「中医学」という中国の伝統医学からきたもので、カラダのバランスを整えるため、その人の体質や症状・季節などを考慮して考えられた食事のこと。その人に必要な食材を使い、それを正しく食べることで、軽症状ならば軽減できると考えられた治療法です。
- 食材の効用について
よく果物にはビタミンが多いとか、海藻類にはミネラルが多いなどと言いますが、それらの効用は、単に食材そのものの効果をさしています。ですので、その効果は相手を選ばず一律に同じ働きをします。薬で例えると「降圧剤」がそうです。降圧剤は血圧を下げる薬ですので、血圧が高い人が飲めば効果があるものの、もしも血圧が低い人が降圧剤を飲んだ場合、どうなると思いますか?
これと同じことが食べ物にも言えます。ほうれん草を例にとると、効用としては粘膜の保護や夜盲症にも良いとされるβ-カロテンや、美肌効果もあるビタミン C、貧血予防の強い味方・鉄、利尿作用のあるカリウムなどの成分が含まれています。ところが、ほうれん草は便秘解消にも良い働きをするものの、逆に下痢気 味のときには控えたほうが良い食材です。また、ほうれん草に含まれるシュウ酸は、カルシウムの吸収を妨げたり結石になりやすく、特に骨粗鬆症の人や結石を 持っている人は、茹でた後に充分に水にさらす必要があります。
- 旬を食べるとは
食べ物には陰陽の性質があり、大雑把に分けると、陰性の食べ物には暑い地域で育つものが多く、カラダの熱をとる=冷やす働きがあります。一方、陽性の食べ物は寒い地域で育つものが多く、カラダを温める働きがあります。
つまり、暑い地域の人たちがカラダに溜まった熱をとるためにキュウリやトマトなどの陰性の食べ物を多く食べ、寒い地域の人がカラダを温めるためにゴボウやニンジンなどの陽性の食べ物を多く食べる…ということです。
そこで大切なのが“旬”を食べるということ。今はスーパーに行けば一年中手に入るキュウリやトマトは夏が旬のお野菜です。火照ったカラダの熱をとってくれる働きがありますが、寒い冬や冷え症の人がたくさん食べたら、どうなると思いますか?
このように、食べ物には薬と同じような素晴らしい効果があるという点では「ホント」ですが、体質や季節などを選ばずに食べれば健康さえも害することがあるという点では「ウソ」だと言えるわけです。
薬膳では、こうした季節や食べる人の体質・体調などを考えた食事を日頃からしていれば、いつも健康でいられると考えられているのです。本格的な薬膳は難しいものの、あなたも今日から旬の食材を意識して食べてみませんか?
お料理のスピードアップの秘訣
- ちょっとした工夫で料理時間を短縮できます。
料理に時間がかかる・・という主婦の悩みを解決!誰にでも簡単にできる料理を効率よく作る秘訣をお教えします。
- 基本は「準備」「調理」「片付け」
料理のスピードアップ術には、大きく分けて「準備」と「調理」「片付け」の3つに分けられます。使う材料を揃えておくことや料理を始める前に下味調味料を合わせておくなど、「準備」をしておくことでスピードアップにつながります。また、使った調理器具などはその場ですぐに洗うと、後片付けが格段に違ってきますし作業スペースも広く使うことができます。“使ったら洗う”を習慣にするだけで、かなりスピードアップできますよ。
では、ここで調理に関するスピードアップについていくつかご紹介しておきましょう。
- 下茹では一緒に!
野菜などを茹でるときには、ひとつの鍋で一緒に茹でていきます。人参などは固いので先に入れます。茹でる順番は、固くてアクの少ないものから入れていきます。また、お味噌汁の具を煮る時、お浸しなどにするようなアクの少ない野菜なら一緒に煮て、茹だったらお浸し用の野菜だけ取り出すという方法もスピードアップになりますし、お味噌汁の隠れた旨みになります。
- 野菜スープを使いまわす!
少し大きめのお鍋にたっぷりの野菜を入れて煮ます。それを小分けにして使いまわすことでスピードアップができます。例えば、材料に「豚肉・人参・じゃがいも・玉ねぎ」を使い、大きめのお鍋で煮ます。使うときは小分けにし、1日目は味噌味にすれば豚汁になります。2日目は、カレールウを加えてカレーライス。 3日目は、しょうゆ味にすればけんちん汁になります。味付けが違うので、使いまわしには思えないものいいですよね。
- 茹で野菜を使いまわす!
野菜を茹でるときに、2〜3日分を一緒に茹でて冷蔵庫で保存し使いまわすことでも、かなりのスピードアップになります。例えば、インゲンを茹で、1日目はおかかをのせてしょう油で食べます。2日目はマヨネーズで合え、3日目は小さめに切りバターで炒め、好みで卵と一緒に炒めてもOK。こうすれば、2日目と 3日目は調理の手間も省けます。
- 電子レンジを上手に使う!
下ごしらえでは電子レンジが大活躍!お豆腐の水切りなら数十秒でOK。ジャガイモやかぼちゃの下茹でなども、ラップに包んでレンジにかければ時間も短縮でき、かなりのスピードアップになりますよ。
- 簡単食材を常備する!
特に時間のないときなどは常備食材が大活躍!納豆や焼きノリ・もずく・昆布の佃煮などは、食卓にのせるだけの手間要らずの1品になります。メインの料理だけ作り、後はこれらの食材を食卓に並べるだけで、何となく食卓が賑やかになり栄養もプラスされます。
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